畔室長裏日誌

某写真系アトリエギャラリーを主宰しているsaorinです。乳がんを宣告されたのをきっかけに、個人的な日記が書きたくなって立ち上げました。主に乳がんの闘病日記と毎日のごはん簿をUPしていましたが、治療が落ち着いた今は登山・キャンプ・旅など趣味についても書いています。

北アルプス/涸沢カールテン泊と奥穂高岳に登った話 前篇(2017.10.10-12) 

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憧れの涸沢カールは紅葉がすばらしすぎた

先週のことになりますが、北アルプスは涸沢カール・奥穂高岳に登ってきました。
ここ最近、本当に山にドハマりしておりまして、8月の乗鞍岳以降木曽駒ケ岳や燕岳やら甲斐駒ケ岳やら、がつがつ登っているのですが、日記が全然追いつかず。
で、先週行ってきた涸沢カールの紅葉が本当にすばらしすぎて、今でも山ロス&山シックなので、先にこちらを日記にがっつり載せることにしました。

「涸沢カール」とは、北アルプスの南部にある穂高連峰エリアのスポット。「カール」とは、氷河によって生み出された巨大な谷のことを指します。要は山に囲まれた平たいお椀みたいな場所をイメージすればOK。
涸沢カールは日本第3位の標高を誇る奥穂高岳(3,190m)や北穂高岳など、穂高連峰への登山の中継地点となっていて、夏場には巨大なテント村が出現する山好きの聖地とも言える場所なのです。
そしてここは、「世界一の紅葉」が見られる場所としても知られています。いやあ本当に紅葉やばかった。すごかった。
というわけで、がっつり日記でレポートしていきますね。

北アルプス/涸沢カール・奥穂高岳(長野県)
標高 3,190m(奥穂高岳岳)2日目

<今回のルート>

【1日目】
沢渡駐車場→バスで上高地バスターミナル→明神→徳沢→横尾→本谷橋→涸沢カール(テント泊)

【2日目】
涸沢カール→ザイテングラート→穂高岳山荘→奥穂高岳山頂(3,190m)→穂高岳山荘→ザイテングラート→涸沢カール

【3日目】
涸沢カール→本谷橋→横尾→徳沢→明神→上高地バスターミナル→沢渡駐車場

アクセス:☆
レジャー度:☆☆☆
登りやすさ:☆☆
達成感:☆☆☆☆☆
トイレ:上高地から要所要所にあり。涸沢カール内では涸沢小屋か涸沢ヒュッテ、いずれかのトイレを使用
混雑度:☆☆☆

☆3つが満点

ちなみに、上高地から涸沢カールまでは約15km。6時間ほどかかります。(遠!)
横尾からは本格的な登山道となりますので、山の装備が必要です。

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さて色々すっ飛ばしてますが、上高地バスターミナルに到着~
ちなみにですね、わたくしこの前日までキャンプしておりまして、キャンプから帰ったその日の深夜に東京駅に友人をピックアップしにいき、そのまま中央道で途中のSAまで行ってそこで車中泊、2時間だけ寝てからまた起きて駐車場に到着してバスに乗るというかなりハードなスケジュールでした。
おかげでいつもは全然へっちゃらっぽい涸沢カールまでの道のりが、テント泊の荷物が重かった(総計13kg)のもあるんだけどもうふらふらでバッテバテでした(笑)

翌日の奥穂高岳よりも、この行きがけの涸沢カールまでの道のりが本当にきつかったなー(笑)

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さて、上高地から出発して歩き始めます。隣を流れる梓川と、

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向こうに見える山々の美しいこと!かなりきゃーきゃー言いながら歩いておりました。
まだ穂高の山々は見えず。これは明神岳、だったかな?

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サルが普通におります。全然人を怖がりません。

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徳沢園到着~

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カフェラテで休憩!

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お茶うけのクッキーが、槍ヶ岳なのです~かわいい!
この徳沢園は建物の内観とか本当にかわいいので、ぜひ寄ってみてくださいね。
ここで売ってた手ぬぐい買っちゃった。

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かわいい。

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横尾到着!
隣には横尾山荘があって、みんな休憩しています。
ちょうどこの時間は、私たちのように今から登りに行く人と下ってきた人とが交差していたようで、たくさんの登山客でにぎわっていました。

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さてさて、横尾大橋を渡って、いよいよ本格的な登りに入りますよ~

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だんだん山深くなってくるにつれて、紅葉のすばらしいこと!

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紅葉やばい。

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紅葉やばい。(二度目)

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ふうー、やっと本谷橋到着!下は沢になっていてここでもたくさんの人が休憩中。

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紅葉やばい。(三度目)

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紅葉やばい。(しつこい)

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冗談みたいな紅葉っぷり。
黄色、赤、オレンジ、緑と色のパレット状態でした。

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こんな景色ばかりなものだから、ついつい写真を撮ってしまってなかなか進みません(笑)

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と、バラバラバラ・・・とヘリの音。
おお!なんか荷揚げしてる!

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おわーかっこいい

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ぼけーと眺めていたら、私たちが今まさに向かっている涸沢の小屋に荷物を降ろしてさーっとまた去って行きました。早かった。かっこいい~
「ひょっとして、私たちのビールだったりして」なんて笑ってたのですが、これが本当にその通りだったのです。

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もうふらっふらになりながらも、やっとこさ涸沢に到着!!!
なんだーこの信じられないような絶景は!!
ナナカマドが美しいぞ!

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↑の写真に写っている涸沢小屋の方から眺めた涸沢ヒュッテと幕営場(要するにテント場)
テントがみんなカラフルで、紅葉と相まってなんかかわいい景色です。テント、まち針みたい。

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さてさて我々のテントはどこに張ろうかな~

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先着順で、コンパネを借りられます。(有料:1枚1日500円)
涸沢のテン場は写真の通りごつごつした岩場なので、このコンパネ1枚敷くだけでだいぶ楽。
あと朝露も上がってこないし、グランドシートいらずですな。

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テント設営完了!実はテントをオリジナルにしたのです。詳しくは別の機会に書きますね!(あとホトリ山Tシャツも作ったよ!)

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やややっと、ビールと涸沢名物、おでんにありつけた~(TT)

というのも、テントを張り終えて「ビール♪ビール♪」と涸沢ヒュッテ売店に行ってみたら、なんと昨日の3連休の影響で売り切れ。しかも先ほどヘリでビールを荷揚げしたばかりで、まだ冷えてないとのこと。なんとー!

冗談半分だったけどほんとにさっきのヘリはビールの荷揚げだったのか!!

で、ダメ元で涸沢小屋の方に行ってみたら(注:1枚目の写真に写っている小屋なんだけど、ここまでの道のりがかなり長くて、普通の登り状態でへろへろの私にとってはかなりのとどめであった)ビールあった!

まあこのビールの美味しかったこと・・・!!

この後ごはんを調理して食べて、宴会スタート♪だったんですが、もう私が疲労限界で結局19時就寝(笑)

明日はいよいよ、奥穂高岳にアタックです。

後篇に続く。

saorin-fotori.hatenablog.com