2019北海道・東北の旅車中泊まとめ
一昨日東京に帰り、あっという間に日常に戻りました。
自分の備忘録として約3週間の北海道・東北車中泊の旅をざっくり振り返ってみることにします。備忘録なので長いです。
一昨年、同じように茨城の大洗から苫小牧へ車ごとフェリーで渡り、最北の島、利尻島まで駆け巡った旅。
同じようにまた車で旅をしたくて、そして今回は前半は家人と一緒に旅に出た。アビがいたらできなかった旅。
今回は利尻はあきらめ、道東を巡ってから道央に帰ってきて、積丹半島を経て函館に南下し、フェリーで青森に渡って下北半島(超絶広いぜ)を巡って岩手、秋田、山形、福島を経て東京に戻ってきました。
全走行距離3,939kmで、そのうち1700kmは北海道、2,200kmは東北です。
〇旅で改めて思ったことその1
観光しながら毎日走るのは2週間が限界説(私的に)
10日間北海道を旅してからの東北10日間だったけど、もう最後の方は段々色んな意味でマヒしてきて、絶景見ても慣れちゃってあまり感動しなくなる(笑)
一昨年車で旅した時は東北をただ南下するだけだったので、今回は色々見て回ろうと思っていたけど、はりきっていたのは序盤の青森と岩手だけだったという。
東北の山にも色々登ろうと思っていたんだけど、まあそもそも天気がイマイチな日が多かったというのもあるけど、何よりも登ることすらも面倒になっていた・・・
正確に言うと登るのが面倒なのではなくて、登山口に移動するのが面倒になっていた。
要するに移動に飽きていたのだと思う。
最後に登った秋田駒ヶ岳も行くのに最後まで迷った。結果的に行ってよかったけど。
そんな感じで、その地にしばらく滞在してのんびり過ごすとかなら長期はありだけど、毎日観光・移動の旅はあまり長すぎない方がよいかなあ・・・
そんなことを思った今回の旅でした。
日本は本当に広いです。
〇旅で改めて思ったことその2
夫と私は性格が全然違うということ(笑)違うというか真反対だな。
私は猪突猛進型で、これと決めたら絶対行動、その日の予定が決まっていなくても終わりよければ全てよしタイプ。超がつくほど楽天的。
対して夫は何に対しても慎重派。無理な行動は絶対しない。旅も大体の予定が決まっていないと不安になるタイプ。
二人旅も楽しいんだけど、後半の東北の一人旅が何とも気楽で、孤独を満喫しておりました(笑)
まあ二人だと運転変わってもらえるし車中泊する時のセキュリティ的に安心感あるんだけどね。
一人旅と二人旅の違いを認識した。
〇旅で改めて思ったことその3
車で行けるような自然系の風景の場所に、山で見れる景色を超えるところはそう多くない(笑)
これのもっとすごいの山で見れるし。みたいな。
〇旅で改めて思ったことその4
いつも当たり前のことって本当にすごいことです。
一番はゴミが捨てられること。
特に北海道の道の駅はゴミを捨てられなくて割と困る。特に燃えるゴミ。
〇私的に行ってよかったスポット
登った3つの山、どれもおもしろいし絶景です。ちなみに雌阿寒岳と羊蹄山は百名山。
・雌阿寒岳(火山ですごかった!!!阿寒富士はザレザレで登りづらいが下りがおもしろい)
・羊蹄山(高低差1500m、登りはいいんだけど下りがきつかった、お鉢がとてもすばらしい)
・秋田駒ケ岳(通称ムーミン谷、お花の時期は終わりかけだったけどそれでもよかったってなんなん)
山以外だとここよかった。
【北海道】
・神仙沼(ニセコの辺り。前も行ったけどここは山登らずとも絶景見れる)
・野付半島(今回の旅最大の目的地。噂にたがわずめちゃめちゃよかった!あのこの世の果て感がたまらない。雪の季節に行ってみたくなった)
・紫竹ガーデン(帯広にあるお花がいっぱいの観光ガーデン。たまたま近いから行ってみたらとてもよかった。昔フランスで訪れたモネの家の庭みたいでとても美しかった)
【東北】
・恐山(青森の霊山。北海道でやや観光疲れしていた私が本を見て唯一ときめいた地名。イタコはいなかったが参拝者だけが入れる温泉がよかった)
・大沢温泉(岩手・花巻の老舗温泉。今回自炊部・湯治屋に宿泊したんだけど築200年の建物の外観からして既に萌え。建物内もレトロで興奮しきりなのに温泉5個くらい入り放題、そして自炊室で作ったごはんを自分の部屋で食べられる、それで宿泊費3,000円台って神)
・川原毛地獄(秋田のジオパーク。観光本にも申しわけ程度にしか載ってなかったけど行ってみたらすごかった)
3週間で約4,000kmを移動した長旅は、終わりの方には今この移動を続けるこちらが日常なのか、それとも今から向かう(というか帰る)東京が非日常なのか、自分でもわからなくなるほど様々な感覚が麻痺し、眠るとまた蘇る。その繰り返しでした。
今でもまだ半分夢の中。
さて次はどこを走って旅しようか。
ちなみに写真は北海道でキャンプした時に見た日の入り。
観光地の絶景じゃなく、こういう何でもない景色が一番自分的に心に響いている。