畔室長裏日誌

某写真系アトリエギャラリーを主宰しているsaorinです。乳がんを宣告されたのをきっかけに、個人的な日記が書きたくなって立ち上げました。主に乳がんの闘病日記と毎日のごはん簿をUPしていましたが、治療が落ち着いた今は登山・キャンプ・旅など趣味についても書いています。

左胸再建、終了/乳房再建について振り返ったまとめ

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左胸の乳房再建、終了

日記のはずが、ほとんど振り返り記録となっておりますが・・・
先月6月21日、タトゥー2回目の経過観察でブレストサージャリ―クリニックに行きまして、ひとまず乳房再建が完了、と認定をいただきました。
写真をお見せできなくて残念ですが(笑)再建した乳房の乳輪、かさぶたが取れても意外に色が濃くて、看護師さんから「ごしごしこすってくださいねー」とのこと。

アートメイクをしたことがある人はわかると思うのですが、新陳代謝と共に少しずつ色が薄くなっていくそうです。(ちなみに私は、15年くらい前に眉毛のアートメイクをしたことが!でも今は完全に消えてます)
院長先生曰く、「次回のタトゥーは2~3年後くらいですかねー」

もともと乳輪の色が薄い人は5年後くらいだし、色が濃い人は少し薄くなっただけで左右が違う感じになるので1年後に来る人もいるとか。
私は平均的ということでしょうかww

2、3年後にタトゥーかあ・・・
どんどん神経が発達して、その頃には麻酔注射が結構痛いかもしれません、と言われてえーやだなあ・・・

乳房再建を振り返って

私は全摘手術の時に同時再建をしているので、左胸がなくなった喪失感を味わっていないため、体験していないことと、現在の状況とを厳密に比べるのは難しいのですが、一応全摘手術・同時乳房再建を経て思ったこと、メリット・デメリットを書いておきます。
つくづく思うけど病状、感じ方、ショックに思うことは人によって全然違います。端的に言えば個人差なんだろうけど。
この人の場合はこうだった、くらいに読んでください。

<思ったこと>

・胸があろうがなかろうが実はどうでもよかったんではないかと今さらながら思った

もともと温存を強く希望もしてなくて、先生に全摘の方がよいと言われてすぐそうしたくらいで、乳房に関する執着がなかったので、そもそも再建が必要だったのか?という疑問。
乳がん宣告、検査、入院、全摘手術、と一気に体験したことのないことが押し寄せてきたので、旦那さんに「再建した方がいいんじゃない?」と言われて「じゃあそうする」という感じだったので・・・(笑)
あまり自分でしっかり考えてからの再建ではなかったんですよね。まあ今さらですが。
通うのも面倒だしお金もかかるしで、やってよかった!!!と心からはあんまり思っていなかったりする。でもこれは今元気になってるから言えることなのかも。

・残っている元気な胸とまったく同じにはならない

元気な右胸の方がホルモン治療その他でしぼんだのか、それともシリコンのボリューム感などでそもそもこういうものなのかわかりませんが、再建した胸の方が少し大きい気がする。あとこれはしょうがないけど形が違う。
再建すれば、全く元通りになると思ってたけどそういう感じではない。
あと当たり前だけど手術の傷は残っていてこれから2~3年は消えないそうです。マイクロポアテープはまだ必須。

<メリット>

・同時再建なので、胸の喪失感がない
・全摘手術してからしばらく経ってからの再建だと、新たにエキスパンダーを入れる手術が必要だが、同時だとそれが1回で済む
・乳房再建の経験談が誰かの役に立つかもしれない

<デメリット>

・タトゥーなど自費支払も発生するため、とにかくお金がかかる
大体ですが、私はブレストサージャリ―に少なくとも30万くらいは払っているはず。
・単純に通院がめんどくさい、フリーランスなので平日行ける私はまだ恵まれてると思う

これで温泉や銭湯に堂々と行ける!と思ってたけど、考えてみたらもっと前から堂々と行ってたわw

というわけで、再建についての振り返りまとめ、終了。ちゃんちゃん。
また何か思い出したら追記します。