畔室長裏日誌

某写真系アトリエギャラリーを主宰しているsaorinです。乳がんを宣告されたのをきっかけに、個人的な日記が書きたくなって立ち上げました。主に乳がんの闘病日記と毎日のごはん簿をUPしていましたが、治療が落ち着いた今は登山・キャンプ・旅など趣味についても書いています。

検査の結果、審判下る

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「生きてるだけで丸もうけ」を座右の銘にしたい

ベトナム旅行を終え、帰国したら待っていたのは現実!
わかりやすくするために、検査内容はまとめて書いたのですが、実際はベトナム旅行前にMRI、旅行後が骨シンチグラフィでした。
そして、審判が下るのが11月12日、また朝イチの予約だったので、午前半休の夫と一緒にどきどきしながら乳腺外科へ。

ちなみに私、がんを宣告された日よりも緊張していました。

これでもし骨や他の臓器に遠隔転移していたら、もうさすがにギャラリーは続けられないと思っていたからです。

で、結論から言うと、遠隔転移はしていませんでした!きゃっほー!!!
希望の光が見えてきたよ!
事実、手術して開いてみないと完全にシロとは言い切れないのですが(リンパに転移している可能性はまだあるので)最初の関門はクリア。

もしかして東京オリンピック見れないかもなーとか、そんなこともうっすら考えていたので、やっぱりうれしかったです。
生きてるだけで丸もうけだよ!

この日、お昼に大学時代からの親友とランチを約束していたのですが、病院のせいで大遅刻。ごめんまどか。
で、遅刻した理由を説明し、「転移してなかったのー!うれしー!」と笑顔で報告したら、そもそもいきなり乳がんの話を聞かされた親友、リアクションに困って最終的に泣かせてしまった。さらにごめん。

ここから先は、ちょっとリアルな話なので、苦手な方はパスしてください。

私の治療方法は、今のところ手術とホルモン療法です。
手術は、乳房を残す温存手術と、全摘手術とがありますが、私の場合はしこりが大きく、また裏の方にもがん細胞があるそうで、後者です。
温存を選んだとしても3分の1以上を切除しなければならず、かなり形が変わってしまうのと、将来的に再発のおそれがあるがん細胞を残す可能性があるので、全摘を先生に勧められ、私自身も納得しました。
治療法についてはまた追って書きます。

乳房を残すか残さないかは、おそらく気持ちの面で個人差がかなり出るところだと思いますが、私は最初からあまり執着がありませんでした。
何でだろう。自分でも理由はよくわかりません。
(ただ、今手術直前にこれを書いていますが、今になってなんか左胸とさよならするのが悲しくなってきました。だって生まれてこの方ずっと一緒だったのに、もうすぐお別れなんてなんか切ない)

ただかたっぽだけぺたんこって、やっぱりなんか不自然だし、周りも気を遣うし、何よりも私自身の喪失感が大きいと思われる。
ということで、色々調べて先生からも教えてもらい、乳房の同時再建をすることにしました。
これについてはまた後日。