畔室長裏日誌

某写真系アトリエギャラリーを主宰しているsaorinです。乳がんを宣告されたのをきっかけに、個人的な日記が書きたくなって立ち上げました。主に乳がんの闘病日記と毎日のごはん簿をUPしていましたが、治療が落ち着いた今は登山・キャンプ・旅など趣味についても書いています。

しこり発覚から乳がん確定まで その2 

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乳腺外科で確定診断

検診センターの紹介状を握りしめ(?)乳腺外科の検査予約をした病院は、私が運営するギャラリーから歩いて5分くらいの三井記念病院に決めました。
一番自宅から近い候補では東京臨海病院がありましたが、車かバスで行かねばならず、アクセスが微妙。
だったら、仕事の合間にささっと行って帰ってこれそうな病院の方がよいかなと思ったのですが、これが結構功を奏しています。(実際、合間に時間がかかる検査はギャラリーに戻って仕事した)

自分の病気で訪れる病院。そもそもそんな経験ほぼないかもしれない。
いつも秋葉原に買い物に行く時に前を通るだけで、今回初めて中に入った三井記念病院は、自分の想像を超えるハイテク病院でありました。色々と。 

そしてこの日、乳がんのありとあらゆる検診を受けました。
私の主治医は、とても聡明そうな美人女医さんです。

初めて受けたマンモグラフィ(超痛くてうめいていた)、超音波(あれ、この前受けたのに二度手間では・・・)、そして針生検です。
部分麻酔をして注射みたいなもので細胞を採取し、その細胞を調べるというわけですが、この針生検、やるたびにガンタッカーみたいにばちん!ばちん!と大きな音と衝撃がして、数回やられてぐったり。

でも、主治医の先生の配慮で、針生検の前に滑り込みで無理やりマンモを入れてくれてよかった。
針生検の後にマンモなんてやったら私はきっと気絶していたかもしれない。

そういや、マンモの女性検査技師に「しこりはありますか?」と聞かれ、私が「はい」と答えたので、「じゃあ、ちょっと失礼して触診しますねー、あらっ、結構大きいですね」と言われ、ガーン。いや今の失言だと思うんですが。

血行がよくなることで出血が止まらなくなるおそれがあるので、この日は禁酒を命じられました。
「今日はお酒禁止です」と夫にLINEしたら、帰りにケーキを買ってきてくれ、一緒に禁酒につきあってくれました。うれしかった。じーん。

区の検診で乳がんの疑いありと言われたのが9月2日、そして今回の乳腺外科の確定検診がやっと受けられたのは9月連休明けの24日。
かなり間が空いたけど、一番早く取れたのがこの日でした。どんだけ混んでるんでしょう。

そういやこのくらいの時期に、北斗晶さんが乳がんで全摘手術するというニュースがかなり話題になっていて、タイミングがタイミングなだけになんか他人事とは思えませんでした。あまりにタイムリーすぎて。
そしてこのニュースに関して、色んな人が好き放題色んなことを呟いているのをつい目にしてしまい、後悔しました。
ああーなんでこのタイミングでTwitter見てしまったんだろう。ネットって落ちてる時には毒でしかないですね。
ネットで好き勝手言っている人たちに言いたい。

抗がん剤は毒でしかない、自分は癌になっても絶対にやらないと書いてるあなたは、医者なのか?本当に自分が同じ立場になったら、同じことが言えるのか?」

「乳を切除って普通に書いてるけど、家族がそうなったらそんなこと書けるのか?」

「家族がいるからいいよなとか言ってるけど、病気になった方がマシだって言うのか?」

みーんな愚問ですね。
だってみんな他人事だもん。

でもさ、みんな、あれやこれや好き勝手言うのは、せめてこの病気になってからにしてほしい。
なったことがない人は発言する資格ないと思う。

検査の結果は1週間後。
10月1日に、今度は夫と一緒に結果を聞きに行くことにしました。続く。

このブログは必ず1枚は写真を付けたいと思ってるのですが、病院の写真はないので、今日の写真は全然関係ないいつかの夕焼け。

続く。

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