畔室長裏日誌

某写真系アトリエギャラリーを主宰しているsaorinです。乳がんを宣告されたのをきっかけに、個人的な日記が書きたくなって立ち上げました。主に乳がんの闘病日記と毎日のごはん簿をUPしていましたが、治療が落ち着いた今は登山・キャンプ・旅など趣味についても書いています。

乳がんになってからちょうど1年が経ちました/少しでも気になるなら検査を

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10月1日は、乳がん記念日でした!(記念日というのも変だけど)
ちょうど1年前の10月1日、乳腺外科の先生から乳がんを宣告されました。
まだ1年、もう1年。うーん、不思議な気持ちです。
1年は1年で他の年と同じ日数ではありますが、私にとってのこの1年は、人生において特別な意味をもつ365日となりました。
過程はどうあれ、今、毎日楽しく元気に過ごせていることに感謝したいです。

それにしても、病が発覚した辺りのごたごたを思い出してみると、本当に運がよかったとしか思えません。
最近「乳がんになる時に前兆みたいなものはあったのか?」と質問されましたが、

前兆なんてものはなく、たまたま手が左胸に触れ、たまたましこりを見つけた。

というのが事実です。
私の場合は触れてすぐわかるくらいのしこりで、こりゃ検査受けなきゃまずいのでは、という大きさでしたが、しこりがないから大丈夫でしょーというあなた。甘いです。
乳がんには色んなタイプがあり、しこり(要するに悪性腫瘍)の場合と、塊になっておらず、細かいガン細胞がばらばらに散った状態の乳がんもあるため、触っただけではわからないことも多々あります。

よく、検査が怖い・・・なかなか病院に行けない・・・

という声も聞きますが、しこりがあるとか、胸に痛みがあるとか、少しでも気になることがあるなら検査を受けることをおすすめします。
乳がんは比較的予後がよいガンとされていて、初期で見つかれば生存率は90%を越えますが、それはがん細胞が乳腺に留まっている場合。
浸潤性乳管癌の場合、検査が怖いからと言って放置していると、リンパ節を経由して肺や骨など、他の臓器に転移してしまいます。そうなるともう手術はできません。

怖い、なんて言ってないであの時検査に行って早く治療を受けていれば・・・という後悔をすることになります。あなただけでなく、家族も同様の苦しみを受けることになります。

病気になっても、今毎日楽しい!と私が言っていられるのは、すぐ死ぬという恐怖はないから。
色んな要因があるにせよ、早目に検査して病気が見つかれば、早く治療ができるんです!
怖い、というのは今までと違う体験をしなければいけない未知の恐怖だと思いますが、放置してがん細胞に自分の体を蝕まれるかもしれない恐怖よりはだいぶましだと思います。
やみくもに検査へ!とおすすめするわけではありませんが(逆に、過剰な検査ががんの原因になる場合もあるので)少しでも気になるところがある方は、早目に検査を受けることをおすすめします。

私の乳がん発覚の経緯、検査についてはこちらもどうぞ

saorin-fotori.hatenablog.com

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ところで話は変わりますが、先週金曜日から戸越銀座の写真屋フォトカノンさんにて、グループ展に参加しています。
私saorinやフォトカノン店長の近さん、青山のギャラリーNadarオーナー林さん、写真家・講師のこばやしかをるさんで運営している写真とフォトzineのイベント「PHOTO! FUN! ZINE! vol.5」の予告展ということで、写真とフォトzine(写真の小冊子のこと)を展示販売しています。
お近くに寄られた方はぜひ遊びに来てくださいね。

私は写真の左から2番目。こんな感じでもうヅラなしで活動してますww

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PHOTO! FUN! ZINE! vol.5 予告展
会期:2016年9月30日(金)~10月12日(水) ※木曜定休)
会場:フォトカノン戸越銀座店
〒142-0041 品川区戸越2-1-3
tel & fax: 03-5498-1641
mail: shop@photokanon.com

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