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畔室長裏日誌

某写真系アトリエギャラリーを主宰しているsaorinです。乳がんを宣告されたのをきっかけに、個人的な日記が書きたくなって立ち上げました。主に乳がんの闘病日記と毎日のごはん簿をUPしていましたが、治療が落ち着いた今は登山・キャンプ・旅など趣味についても書いています。

がん患者にドヤ顔で食事の助言をするのは善意という名の宗教行為だ

乳がん/考えたこと

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もし、あなたの周りにがん患者がいて、その人に「白米や砂糖を取るな」「獣肉はがんによくない」などと助言をしているとしたら、それは100%、即刻やめた方がよいです。
あなたが心からその人のことを思い、よかれと思っていても、です。家族でも、友人でも、同じです。
その助言が正しいか正しくないか、ということではなく、患者さんが自らその助言を望んで求めない限り、あなたの善意はエゴの押し付けでしかありません。

それはいわば善意という名の宗教行為です。

宗教は、何を信仰しようが個人の勝手ですし、宗教自体は間違っていることではありませんが、思想を他人に押し付ける行為は迷惑です。
正しいと思い、よかれと思って助言しているかもしれませんが、食事の助言は宗教のそれとほとんど一緒で、患者の心をえぐる攻撃にさえ思えます。

今日、たまたまとあるサイトでこの方のブログの記事がひどい!と話題になっていました。 (ちなみに私は誰だか全然知らなかった)

詳しい文章はリンク先に飛んで読んでいただくとして、ざっくり書くと
「癌はお前自身が作ったんだから因果応報で自業自得、がん患者にかかる医療費は健康な人が負担してるから迷惑」だそうです。

はあ、そうなんですか。すみませんでした。
すごいな。ドヤ顔助言を越えて迷惑という発言まで来た。

医療費云々についてはもうあほすぎるので置いといて・・・食べたもの、環境ががんを作った、つまり自業自得という話。
まあ可能性についてはそうかもしれませんよね。何ががんの原因なのかは特定が難しいので、この人の言っていることはある意味正しいです。

ですが、このブログをがん患者が読んでどう思うか、考えて書いているのか。
想像力がなさすぎです。

小林麻央さんがブログに綴っている食事内容にあれこれ言っている輩が出てくるのはまあ想定の範囲ですが・・・
今の食事は間違っているというダメ出しをして、誰が幸せになると言うのでしょう。
助言が医学的に正しいとしても、今の彼女にその助言が本当に必要なのかどうか、彼らはちゃんと考えて発言しているのか、と思います。
自分サイドだけの一方的な判断でしかない。

そういうのを自己満足と言うのです。

本当の意味で患者さんのことを考えていないんです。自分のしたいことだけをして、言いたいことだけを言って満足しているんです。
治ってほしいから、がんが身体から消えるように祈っているから、そのように助言しているのだとしたら、正論を振りかざさず、見守ってほしい。
食べているものを頭ごなしに否定するのではなく、その人が本当に求めているものを見きわめて、応援してあげてほしい。と思います。

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saorin-fotori.hatenablog.com