畔室長裏日誌

某写真系アトリエギャラリーを主宰しているsaorinです。乳がんを宣告されたのをきっかけに、個人的な日記が書きたくなって立ち上げました。主に乳がんの闘病日記と毎日のごはん簿をUPしていましたが、治療が落ち着いた今は登山・キャンプ・旅など趣味についても書いています。

桜の季節は、初心の自分を思い出させてくれる

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桜の季節は初心に返してくれる

自分のギャラリー日誌でも書いていますが、物件を借りてから丸4年が経ちました。
もう4年なのか・・・本当に早いです。
毎年この季節になると、これから改装がんばるぞ!というひたすら暑苦しくてひたむきな自分を昨日のことのように思い出すので、きっとこれからもホトリを続けていく限り、同じことをこの桜の季節に思うのでしょう。

ちょうど桜が初心の自分を思い出させてくれるこの季節が関係しているのか、はたまた最近借りて読んだ本に感化されたのかわかりませんが、近頃やっと、心の健全さを取り戻せてきた気がします。
何というか、どこかへ行きたいとか、楽しいことしたいとか、普通の人並みに俗っぽいことにやる気が出て、さらには最近になってようやく、仕事で新しい企画を立てるとか、新作を制作するとか、そういうクリエイティブなことをしたい欲求が生まれてきました。やっとだよ!
まさに、マズローの欲求5段階説ですね。

www.motivation-up.com


術後1ヶ月もたてば体は痛みもなくなってほぼ前の生活に戻れており、仕事もこなしていたので、心がパワー不足だったこと、自分ではちょっと気づいてませんでした。仕事自体が、色んな意味で創作意欲的なパワーが必要なので、本当によかったです。
ホトリが冬場は本当に寒いというのも要因の一つですが、1月、2月は本当にやる気ゼロ。2月末の大きな仕事も、振り返ってみると何とかこなしたという始末。心身ともに元気だったのではなく、不健康ではなかっただけだったんだなー。
身体が手術で傷ついたとき、日ごと回復していくのを入院中に実感しましたが、心も回復するんだ!と、目には見えない意味でも自分的にすごい発見でした。

 
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最近借りて読了した本。家入さんの本は初めて読みましたが、おもしろかったです。
色々自分と重なる部分もあり、一気に読み終えました。

物件を借りて、ホトリというギャラリーを始めて4年。
人から見たら、いまいちよくわからない仕事と思われるかもしれませんが、今まで4年間ずっとその仕事で家賃や光熱費などの経費を払い、収益をあげつつ運営を続けて来れたということだけでも、考えてみればすごいことだと自分で自分を褒めてあげたい。
何かを実際に始めることがまず最初の大変な1歩だとしたら、次にもっと大変なのは、それを続けることですから。
給料は誰からももらえませんしね。
ホトリの場合は、最初の1歩もものすごく大変だったけど。(改装が)
改装に興味がある人はこちらをどうぞ

春はよいですねー。新たに色んな欲求が出てきた自分がうれしいです。
ホトリを運営できる喜びを忘れていたけど、桜が色々思い出させてくれました。
今週末、お花見が楽しみです。