畔室長裏日誌

某写真系アトリエギャラリーを主宰しているsaorinです。乳がんを宣告されたのをきっかけに、個人的な日記が書きたくなって立ち上げました。主に乳がんの闘病日記と毎日のごはん簿をUPしていましたが、治療が落ち着いた今は登山・キャンプ・旅など趣味についても書いています。

手術にまつわる記憶あれこれ

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手術する箇所を間違えないようにだと思うけど、手と胸両方に油性マジックで印を書かれてなかなか消えないんですけど

9日の手術から、早いもので10日以上たちました。
今のところ炎症も合併症もなく、つつがなく過ごしています。すぐ疲れるけど。
次の外来は24日で、この日にお酒が解禁になるので、心待ちにしております。
あと、今のところシャワーだけでお風呂もNG(半身浴はOK)なので、早く入りたいです。冬はちょっとつらい。

手術直後は満身創痍で日記に書く余裕がなかったのですが、忘れかけてきた手術にまつわる記憶あれこれが色々思い出されてきたので、備忘録として書いておきます。

かれこれ8時間もの間絶水状態だった

看護師さんから、9日の手術は朝一番、8時45分からと言われました。
(あれー、昨日、主治医の先生は多分午後15時くらい・・・と言ってたんだけどな)
で、そうなると前の晩から絶食、水は朝の7時までは経口補水液(手術後、体が回復しやすいように促す水で、ポカリの糖分が濃いようなもの)を飲んでよいと言われていて、その通りにしていたら「すみません!伝達ミスで、手術は15時になりました」と言われ・・・ええーーーやっぱり主治医の先生の言う通りだったのか!
のどが渇いたよ!
病院乾燥してるよ!
水くれ水ー!

多分、昼くらいまで水を飲んでよかったはずなのに、その伝達ミス?のせいで8時間ほど水を取らない状態に・・・
飲めないとなると余計喉が渇くのが人間の心情。
何気にこの手術までの待ち時間がつらかったです。 

f:id:saorin_fotori:20151220111614j:plain手術着に着替えて、まだかいなと待っているところ。この後、やっと呼ばれて歩いて手術室まで行く。変なの。

摩訶不思議な麻酔の効力

何しろ人生初の手術なので、全身麻酔ももちろん初めてです。
マスクみたいなので麻酔をかけるのかと思いきや、右手に刺した点滴の管から麻酔薬を入れるそうで、色々イメージと違うなあと思いました。(ちなみに、子どもはマスクでやるそうです)
今思うと、麻酔薬が体に入った直後に、何というか体がぐっと異物侵入を伝えてきた感じがしたのですが、その後せきこむこともなく、看護師さんの質問に答えながら、えーこの状態で本当に意識なくなるの?またまたー・・・と思っていたところで記憶なし。
意識がなくなる直前、なんか視界がぐにゃぐにゃしてきた・・・という記憶だけ残っています。麻酔すごいな。
そして手術中、何か夢を見ていました。内容は忘れたけど。
麻酔っていつ目覚めるんだろう?と疑問に思って、前日に麻酔科の先生に質問していたのですが、「目覚める薬を打つので、それで5分くらいで目覚めます」という回答にびっくり。へえー!麻酔すごいな。
麻酔の効きは個人差が大きいようで、人によっては30分くらい目覚めない人もいるそうですが、どうやら私は即目覚めたようで、記憶は手術終了直後の「終わりましたよー」という声とともに、喉から何かが取り外された!!!!というところからつながります。
人口呼吸器、あんなに喉の奥まで思いっきり入ってるんですね。
意識してたらごほごほ吐き出すのに、意識がないと大丈夫なんだなー
不思議です。
そうそう、麻酔は風邪を引いてしまうとNGらしく、手術自体が延期になるそうなので、手術をこれから予定されている方は気をつけてくださいね。
あと、余談ですが手術室はテレビドラマのイメージそのままでした。

喉の違和感、痛みがあった

人口呼吸器を入れていたせいで喉が少し傷ついたらしく、半日くらいちょっと喉が痛かったです。声も出しづらく、不快でした。
まあ酸素呼吸器をつけていたのと、傷が痛むのでそもそもしゃべるのもおっくうでしたが。

足で血圧を測られたら、激痛

左腕のリンパ節を一部切除しているのと、右手には点滴の管が入っていたため、手術後の何日かは足のふくらはぎで血圧を測られたのですが、私にとっては激痛!
もともとふくらはぎを触られるのが苦手で、マッサージでもはよ終われーと呪文を唱えているのですが、あのしゅこしゅこ空気を膨らませる血圧計をやられた日には・・・痛くてムリムリもうムリ!と叫びたくなりました。
実際、看護師さんに話して足での測定はやめてもらい、右腕でやってもらいました。

ずっと仰向けで寝ていると腰が痛い

私は基本、寝るときは普通に仰向け。横向きでないと眠れないとかそういうことはありません。
が、 今回の手術で初めてわかったのですが、人は睡眠中、体に負担がないように動いているんですね。
仰向けでずっと寝ていると腰が痛くなり、かといって体が痛くて横向きになれない!寝返りはOKと言われているものの、そもそも動くと痛いので結構つらかったです。
腰から下だけ動かしたり、足を立てて寝たりしていましたが、そのうち、ベッドの上半身部分だけ少し起こした状態にすると楽になることを発見。
だいぶ寝付きがよくなりました。
ちなみに今でも、横向き寝相が痛くて難しく、ずっと仰向けで寝てると腰が痛くなります。
うつぶせが恋しい。。。。 

とまあ、思いだしたことをつらつら書いてみました。
色々、個人差が大きいと思うので、これから手術の方は参考程度に聞き流してください。