畔室長裏日誌

某写真系アトリエギャラリーを主宰しているsaorinです。乳がんを宣告されたのをきっかけに、個人的な日記が書きたくなって立ち上げました。主に乳がんの闘病日記と毎日のごはん簿をUPしていましたが、治療が落ち着いた今は登山・キャンプ・旅など趣味についても書いています。

ブレストサージャリークリニックへ

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乳房再建、めんどくさい
私が通っている三井記念病院には形成外科がありません。(最近知った)
もし、乳がんがわかって病院を決めなければいけない人がいるとしたら、乳腺外科と形成外科がどちらもある、という条件も考えた方がよいと思います。
なぜなら、乳房再建は乳腺外科ではなく形成外科なので、両方ある病院の方が手間が省けてすむから。
とにかく仕事場から近いので、三井記念病院にして総合的にはよかったのですが、形成外科があるかどうかも調べておけばよかったかなと思いました。
三井記念病院の場合、乳房再建をする場合は提携している専門の医療機関、ブレストサージャリークリニックで診察を受ける必要があります。
というわけで、手術6日前と超ぎりぎりのタイミングで、12月3日に品川・泉岳寺にあるクリニックへ行ってきました。

乳房再建に保険が適用されるようになったのは、2014年1月。なんと去年のことだそうです。
それまでは保険が適用されず、全て自費(約100万くらい)で払わなければいけなかったので、それについてだけはまあ運が良かった。それだけだけど。

私の場合は、乳がん手術と同時に行う一期再建(イミーディエット)を選びました。
後からやる二期再建(ディレイド)も選択肢にあったのですが、主治医の先生に聞いたら、結局やる手術が3回から2回に減る、というメリットを聞いて、一期再建にしました。自分、割と単純。
ブレストサージャリークリニックの院長先生(女性)から、詳しい方法と施術法の説明を受けたけど、一気に言われてなんかめんどくさくなってきた自分・・・。
内心「なんでこんな元気なのにそんなことしなくちゃいけないんだろ?」とまで思う始末(笑)
このままがんを放置したら、ほんとに私死ぬのかな?と思いました。いや、死ぬか。
途中、最終的に行う乳輪と乳頭の再建について院長先生が話していて、「うちには乳首ばっかりずっと作ってる子がいて、うまいから!」と力説していた。
自分的にかなりツボにはまり、めちゃめちゃおもしろくて笑いをこらえるのに必死でした。。。
乳首ばっかりて・・・乳首・・・
 
乳がん手術と同時に、エキスパンダーと呼ばれる風船みたいなものを入れるのですが、まあ女性の乳は巨乳、貧乳色々なので、50種類くらいある中から私の乳に合うエキスパンダーを選ぶために、乳の写真をたくさん撮られました。
はーあ。乳の写真撮られるなんて人生初だよ。(そりゃそうだ)
 
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1時間ほどで診療は終わりクリニックを後にした時は、なんか気持ちはくさってました。あーあ。めんどくさい。みたいな。
でもその後行ったtocolierさんというすてきなお店で、その日から始まったクリスマスフェアできれいなものをたくさん見て、沈んでた気持ちが和みました。 
 
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きれいなピアス買っちゃった。へへへー
先月久々に髪をショートヘアにしたら、耳元のおしゃれが楽しくなってきたので、自分への早めのクリスマスプレゼント。
髪を切ったのは、もし抗がん剤治療をすることになったらはげるから、なんですけどね。
オリジナルのノベルティ、アロマワックスもいただきました。すてきすぎる!
左上のリースと一緒に、今は自宅のドアに飾っています。
いつもインテリアに季節感がないのですが、今年はクリスマスっぽい飾りつけができました。

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