畔室長裏日誌

某写真系アトリエギャラリーを主宰しているsaorinです。乳がんを宣告されたのをきっかけに、個人的な日記が書きたくなって立ち上げました。主に乳がんの闘病日記と毎日のごはん簿をUPしていましたが、治療が落ち着いた今は登山・キャンプ・旅など趣味についても書いています。

北海道に来ています

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北海道放浪の旅に来ています!

車ごと茨城の大洗から苫小牧までフェリーで渡り、札幌と旭川でワークショップをやりながら北上、最北の利尻島礼文島にも渡ってきました。

ドライバーが私1人なので結構な距離を運転してます。昨日は稚内から一気に小樽まで南下したので1日で400km近く運転しました。さすがに疲れた😅

中でも感動的なのは星空。美瑛で満天の星空を見れました✨

今は積丹半島に来ています。念願の積丹ブルーに出会えました!

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旅の詳しいレポートは、帰ってきてから詳しくUPしますね。(いつになるかわからんけど😅)

 

北アルプス/乗鞍岳(2017.7.29-30) 北アルプスの百名山・乗鞍岳で初の3,000m超え!

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北アルプス乗鞍岳へ、夫婦登山

旦那さんの夏休み第1弾が7月下旬にあったので、夫婦で乗鞍岳へ登山してきました。(また登山日記www)
北アルプスデビューは燕岳の予定が、雨マークばかり並んで微妙なので、天気予報がまともそうな山は・・・と色々調べて結果、乗鞍岳に変更して大正解!青空の中登れました。初の3,000m超えです!
しかもケーブルカーで一気に2,700mまで登れる。そんなに山行距離が長くないので、山小屋デビューにぴったり。

しかし、今回の乗鞍岳も燕岳も、両方北アルプスなんですよね。山一つへだてると天気が違う、本当に山はおもしろいです。

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それにしても、乗鞍岳は特に登山の装備がなくても2,700mの畳平までバスで来れるので、お手軽に絶景を見られますよ!おすすめです。(この↑の写真も、普通に赤い傘差して歩いている人がいます)

乗鞍岳岐阜県・長野県)
標高 3,026m

<今回のルート>

【1日目】
すずらん橋バス停(バスで移動)→位ヶ原山荘(ここから登山開始)→肩の小屋(昼食)→畳平→乗鞍岳山頂(剣ヶ峰)→畳平(白雲荘宿泊)

【2日目】

畳平→乗鞍岳山頂(剣ヶ峰)→富士見岳→畳平→バスで一気に下山

アクセス:☆☆☆
レジャー度:☆
登りやすさ:☆☆☆☆
達成感:☆☆
トイレ:位ヶ原山荘、肩の小屋、畳平各所にあり
混雑度:☆☆

☆3つが満点

 

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駐車場・バス停がある下から登るとなるとかなりきついけど、畳平までバスで行ってしまうとやっぱり物足りない。というわけで、途中の位ヶ原山荘から登ることにしました。
かなり沢を登っていくルートで、おもしろかったです!

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こんな感じで、雪渓も見られました。

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いやー晴れてるよー青空だよー!

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途中分岐の、肩の小屋に到着。ここでお昼ごはんです。

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今回は、メスティン飯ごうでジャスミンライスを炊いた、ガパオ炒めごはん!
無印のキットを使いましたが、本物のタイバジルが入っていてかなり本格的なお味でした。いやーおいしかったわー。
無印は本当に山ごはんとして優秀です!

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お腹もいっぱいになったところで、肩の小屋を後にし、乗鞍岳の山頂を目指します。

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雲の向こうに、アルプス連峰が見えました。
山の名前を調べるアプリ(AR山ナビ)で見てみたら、奥穂高岳も見えました!

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夏の山は、高山植物の花々でいっぱい。
地上で咲いている花よりも、なんか可憐なんですよね。

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いいところだー

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これは初めて見た!山の上に池がありました。
雪が池の中にまで入りこんでいて、それがとても青く澄んでいてきれいでした。

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そして、乗鞍岳の山頂、剣ヶ峰(3,026m)に到着!

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いえーい、初の3,000m越え!
乗鞍岳は、いくつかのピークからなる山で、その中で一番標高が高いのが剣ヶ峰です。
ちなみに、宿泊した白雲荘のスタッフさんによると、朝日を見るのがよいのは大黒岳だそうです。

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これが宿泊した白雲荘。
この小屋がある畳平は、本当にその名の通り色んなピークに囲まれた平坦な土地で、白雲荘のほかにも何軒か山小屋がありました。しかもここまでバスで来れるので、道路も駐車場もあって(ただしマイカーは来れません)あんまり人里離れた山小屋に泊まりに来た感覚はなしww

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ごはんは飛騨牛のすき焼き。なんて豪華www
写真は割愛しますが、この白雲荘は今まで泊まった山小屋の中でダントツ新しくてきれい。
風呂場にボディーソープあるし、歯磨き粉も使える!!(普通の山小屋は、環境を配慮して泡が出る石けん類は使用禁止なのです)
旦那さんの山小屋デビュー戦だったけど、これが山小屋のスタンダードだと思われたら困る(笑)

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山小屋の外のテラスから見える景色。
ちょうど大黒岳と富士見岳の途中の鞍部が、長野県と岐阜県の県境なんですって。
こちらは岐阜県です。

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翌朝。ご来光を見ようと早起きするも、雨がざーーーーー(^^;)
あきらめて二度寝し、普通に起床。朝ごはんをいただいてから荷物を置いて、早朝登山に出かけましたが、何と朝のうちだけとてもいい天気に恵まれ、雨露がキラキラ輝いてしたたる、朝だけのとっておきの景色を見ることができました。
これは、高山植物の女王と呼ばれるコマクサ。朝日を浴びて、とてもきれいでした。

やっと7月分が終了(笑)。
8月は、木曽駒ヶ岳にテン泊(テント泊のこと)デビューを果たしました!
本当にハイペースですね~。いやだっておもしろいんだもん。

 

 

 

 

 

 

 

八ヶ岳/赤岳・横岳・硫黄岳縦走(2017.7.18-19) 八ヶ岳の主峰に登るも、どちらかというと横岳ルートの方が緊張

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八ヶ岳の主峰についに登ってきたよ、でも赤岳より横岳の方が怖かった

5月に、八ヶ岳の硫黄岳・天狗岳に登ってきましたが、今回ついに八ヶ岳の主峰、赤岳から横岳・硫黄岳を縦走してきました。
赤岳の地蔵尾根よりも、赤岳から横岳へのルートの方が断崖絶壁の岩場&鎖場で緊張。落ちたら死ぬかも、みたいなところばかりだったので、無事登頂&下山できてよかった!
自分はどうやら岩場が好きらしいですw

八ヶ岳/赤岳・横岳・硫黄岳(長野県)
標高 2,899m(赤岳)1日目 7時間

<今回のルート>

【1日目】
美濃戸口→美濃戸→堰堤広場→赤岳鉱泉→行者小屋→赤岳天望荘(宿泊)

【2日目】
赤岳天望荘→赤岳山頂→横岳→大ダルミ→硫黄岳→赤岩ノ頭→赤岳鉱泉→堰堤広場→美濃戸→美濃戸口

アクセス:☆☆
レジャー度:☆☆☆
登りやすさ:☆
達成感:☆☆☆
トイレ:登山口(美濃戸口)、赤岳鉱泉、行者小屋、赤岳展望荘にあり
混雑度:☆☆

☆3つが満点

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そして今回の山ごはんは、行者小屋で作ったパクチー入り塩焼きそば。フライパンがあると山ごはんのバリエーションが広がりますね。(ちょっと重いけどね。)

あらかじめ肉とエビ、小松菜、ネギ、パクチーはカットしてジップロックに入れます。豚肉とエビは冷凍したものを保冷袋に入れて持ってきました。
行者小屋のテーブル、黒コショウがあって助かりました!(笑)

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目指すは八ヶ岳の主峰、赤岳山頂!2,899mなり。

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今回宿泊した、赤岳天望荘から赤岳山頂への登り。
岩場に這いつくばって登る赤岳の最後の核心部です

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赤岳から横岳・硫黄岳を臨む

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赤岳山頂、到着!

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かなり急な斜面の鎖場なんだけど、写真だとなかなか伝わりづらいですね

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向こうに見えるは赤岳山頂。

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かなり急な斜面の鎖場。

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でも登りより下りの方がこわかったりして。
赤岳の山頂から。左手で鎖を握りながら下りていくので、今日左腕だけが筋肉痛w

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こんな感じのところも、登りましたよー。

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高山植物の女王、コマクサがたくさん咲いていました。

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すごいところに来ちゃったなあ、と高い山に登るたびに思います。

今回はさらっと書いたレポートでしたが・・・やっぱり山は楽しいなー!
今年は本当にハイペースで、昨日も乗鞍岳に登ってきているので(笑)また山レポートしますね。



谷川岳(2017.6.24)なかなかワイルドな山。鎖場と岩場が多め。

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「魔の谷」「人食い谷」など悪名高き百名山谷川岳、2000m足らずでもアルプス感あり

これまた1か月以上たってしまいましたが、、、、6月下旬に群馬県新潟県の県境にある谷川岳に登りました。
ケーブルカーを使ったので登る高低差は大したことないけど、割と岩場や鎖場などが多く、ワイルドな山でした。
別のルートはロッククライミングのメッカルートらしく、かなりの死亡事故が起こっている山らしいです。。。

谷川岳群馬県新潟県
標高 1,977m(トマの耳)上り1,080m 約5時間

<今回のルート>

上り:天神平駅→天神平尾根→避難小屋→肩の小屋→トマの耳→オキの耳
下り:ピストンで逆ルート

アクセス:☆☆
レジャー度:☆☆☆
登りやすさ:☆☆
達成感:☆
トイレ:ケーブルカー駅、途中の肩の小屋にあり
混雑度:☆☆

☆3つが満点

 

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最初は平坦な舗装されている道を進んでいきます。
この時6月24日だったのですが、ブヨが大量発生していてとってもうっとおしかった!
虫よけスプレーやったけどあまり効果出ず。。。

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ちょーっとお天気がいまいちですが、アルペン感出てますね!

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途中鎖場なんかもありますが、まあなくても大丈夫なところ。

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途中の分岐点、避難小屋。ここから本格的な登り道となります。

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こんな感じで、割とワイルドな鎖場。
雨が降ってたら滑りやすいのでちょっと怖いですね。

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ガレガレ。

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天狗の溜まり場。

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いえい。ポーズを取ってみる旦那さん。

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おおー森林限界を超えて展望が開けてきましたね。

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そして今回のハイライトはここ。
肩の小屋の手前だけ、ぽっかり残雪がありました。

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割と急なルートで、ロープが張られています。
渋滞が起こっている箇所でした。

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雪渓ルートを超えたら、肩の小屋到着。
この時だけ青空が見えていました。

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山頂の一つ、トマの耳、到着。1,963m。
もう一つのオキの耳は、1,977mでちょっとだけこちらが低いです。

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もう少し霧が晴れていたら絶景だったね~

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お昼ご飯を食べ終え(いつものラーメン+おにぎりなので割愛)、もう一つの山頂、オキの耳へ向かいます。

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で、オキの耳到着!
うーん、ガスっててなんも見えね。笑い

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行きの雪渓ルート、下りの方が怖かった!
そろりそろりと下ります。

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お花の名前はわからないけど、素敵なショットが撮れました。
谷川岳、割と近くてそんなに標高高くないのに景色は抜群!
百名山を指名した深田久弥によると「近くていい山」だそうですよ~
また季節が変わったら登りたいかな。

しばらく山や旅など、お出かけの日記が続きます~(ちなみに今、広島出張中のホテルから書いてます(笑))

 

 

霧ヶ峰(2017.7.9) ニッコウキスゲが咲き始めた霧ヶ峰でロコモコ丼を堪能

 
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つい霧ヶ峰ー♪と歌ってしまいますね
休みはとにかく山に行きたいわたくしですが、旦那さんと休みのタイミングがあったこの日が日曜だということと、最近低山トレーニングばかりしていて(日記にはUPしてないんですが、結構なペースで登ってるんです)林道みたいな景色にちょっと飽きてきたので、お手軽にいい景色を堪能するトレッキングを楽しもう!ということで、今回の目的地は霧ヶ峰に決定。
高低差300mくらいしかないけど、百名山の一つです。
 
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天気予報では曇りマークだったんですが、青空!ラッキー!
車山方面を目指します。
 
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とにかく歩き始めから絶景につぐ絶景。
北海道の広大な牧場みたい。
 
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初めて来た場所でしたが、とにかく美しいところでした。
 
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道の途中にはケルンが。
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車山山頂、到着。
ここが霧ヶ峰の中で一番標高が高いところです。
 
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ニッコウキスゲがちらほら咲き始めていました。
満開にはまだ早いのかな・・・ところどころのポイントで咲いている、という感じした。
しかも、このお花1日しか咲かないとか。

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ニッコウキスゲのほかにも、色んなお花が見られました!
どちらかというと目立っていたのはレンゲツツジ

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可憐だったのがこの子。キバナノヤマオダマキというお花だそう。
 
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ハクサンフウロ、という名前のお花だそうです。
山を歩いていると色んなお花に出会うんですが、花の名前にもっと詳しければ楽しいのかなあ、と思いつつも覚える気が全然ないww
 
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この道は蝶々深山(ちょうちょうみやま)へと続いていきます。
 
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たまーに、ニッコウキスゲが一輪だけ咲いているのを見つけました。
 
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ぐるーっと湿原を周って、元の場所に戻ってきました!
高台の見晴らしのよいところで、待ちに待ったお昼です。
今日の山ごはんはロコモコ丼!
どこまでも続く高原の緑を眺めながらの山ごはん、最高でした!
 
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そうそう、高原ソフトクリームも絶品でしたー!
 
 
 

左胸再建、終了/乳房再建について振り返ったまとめ

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左胸の乳房再建、終了

日記のはずが、ほとんど振り返り記録となっておりますが・・・
先月6月21日、タトゥー2回目の経過観察でブレストサージャリ―クリニックに行きまして、ひとまず乳房再建が完了、と認定をいただきました。
写真をお見せできなくて残念ですが(笑)再建した乳房の乳輪、かさぶたが取れても意外に色が濃くて、看護師さんから「ごしごしこすってくださいねー」とのこと。

アートメイクをしたことがある人はわかると思うのですが、新陳代謝と共に少しずつ色が薄くなっていくそうです。(ちなみに私は、15年くらい前に眉毛のアートメイクをしたことが!でも今は完全に消えてます)
院長先生曰く、「次回のタトゥーは2~3年後くらいですかねー」

もともと乳輪の色が薄い人は5年後くらいだし、色が濃い人は少し薄くなっただけで左右が違う感じになるので1年後に来る人もいるとか。
私は平均的ということでしょうかww

2、3年後にタトゥーかあ・・・
どんどん神経が発達して、その頃には麻酔注射が結構痛いかもしれません、と言われてえーやだなあ・・・

乳房再建を振り返って

私は全摘手術の時に同時再建をしているので、左胸がなくなった喪失感を味わっていないため、体験していないことと、現在の状況とを厳密に比べるのは難しいのですが、一応全摘手術・同時乳房再建を経て思ったこと、メリット・デメリットを書いておきます。
つくづく思うけど病状、感じ方、ショックに思うことは人によって全然違います。端的に言えば個人差なんだろうけど。
この人の場合はこうだった、くらいに読んでください。

<思ったこと>

・胸があろうがなかろうが実はどうでもよかったんではないかと今さらながら思った

もともと温存を強く希望もしてなくて、先生に全摘の方がよいと言われてすぐそうしたくらいで、乳房に関する執着がなかったので、そもそも再建が必要だったのか?という疑問。
乳がん宣告、検査、入院、全摘手術、と一気に体験したことのないことが押し寄せてきたので、旦那さんに「再建した方がいいんじゃない?」と言われて「じゃあそうする」という感じだったので・・・(笑)
あまり自分でしっかり考えてからの再建ではなかったんですよね。まあ今さらですが。
通うのも面倒だしお金もかかるしで、やってよかった!!!と心からはあんまり思っていなかったりする。でもこれは今元気になってるから言えることなのかも。

・残っている元気な胸とまったく同じにはならない

元気な右胸の方がホルモン治療その他でしぼんだのか、それともシリコンのボリューム感などでそもそもこういうものなのかわかりませんが、再建した胸の方が少し大きい気がする。あとこれはしょうがないけど形が違う。
再建すれば、全く元通りになると思ってたけどそういう感じではない。
あと当たり前だけど手術の傷は残っていてこれから2~3年は消えないそうです。マイクロポアテープはまだ必須。

<メリット>

・同時再建なので、胸の喪失感がない
・全摘手術してからしばらく経ってからの再建だと、新たにエキスパンダーを入れる手術が必要だが、同時だとそれが1回で済む
・乳房再建の経験談が誰かの役に立つかもしれない

<デメリット>

・タトゥーなど自費支払も発生するため、とにかくお金がかかる
大体ですが、私はブレストサージャリ―に少なくとも30万くらいは払っているはず。
・単純に通院がめんどくさい、フリーランスなので平日行ける私はまだ恵まれてると思う

これで温泉や銭湯に堂々と行ける!と思ってたけど、考えてみたらもっと前から堂々と行ってたわw

というわけで、再建についての振り返りまとめ、終了。ちゃんちゃん。
また何か思い出したら追記します。